顎関節症①

こんにちは☺

今回は「顎関節症」について解説させて頂きます。

まず、顎関節症とは、顎の痛み、口を開けにくい・関節音がするといった症状を伴う、顎の関節や顎の筋肉(咀嚼に関する筋肉)の病気です。先に紹介したような症状が一つでも該当し、他に原因となる病気がない場合に顎関節症と診断されます。しかし、明確になっていないことが多く、世界で共通の定義がないというのも事実です。顎関節症は、多くの人が一度は経験している病気であり、一生のうちに半数の人が経験するともいわれています。なので、今回は顎関節症について書いていきたいと思います。

顎は複雑な形状と多くの機能を持っており、筋肉と関節、神経が集中して下顎を支えています。食事や会話の際にはそれらが連動して機能しますが、この顎の関節やその周辺部分に痛みが出たり動かしにくくなったりするのが顎関節症です。主な症状としては、口を開いたときに顎関節や顎の筋肉に痛みを感じたり、顎関節から音が鳴ったりします。顎関節の痛みは、顎関節症の痛みと咀嚼筋の痛みに分けられ、そのいずれか、あるいは両方が痛みます。口が開けづらくなる要因としては、顎関節内部の関節円板(圧力分散のためのクッションの役目を担っている繊維がまとまった組織)がずれて関節の動きを妨げている、あるいは咀嚼筋の痛みで顎が動かせないことがあげられます。

従来は噛み合わせの悪さが原因だと考えられてきましたが、近年の研究で、噛み合わせは原因の一つに過ぎず、実際には多くの要因が絡んでいることがわかってきました。その要因には、噛み合わせの不良のほか、顎関節そのものがもともと弱いなどといった構造上の問題、ストレスや不安などからくる顎の筋肉の緊張、外傷などもあると考えられます。また、日常生活における習慣や癖なども大きく影響しています。例えば、頬杖や歯ぎしり、唇や頬の内側をかむ癖、食いしばり、片側の歯での偏った噛み方の癖、うつぶせ寝の習慣、猫背など。近年ではスマートフォンや携帯電話、パソコンの長時間に及ぶ操作なども原因の一つであることがわかっています。

今回はここまでです(^.^)/~~~

次回は顎関節での症状がどういったものなのかを解説していければなと思います。

次回お楽しみに👍👍